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数字が入るマスを素早く見つける
ナンプレ(数独)の問題は、「1」から「9」までの数字を順番に注目して、注目した数字が入っていないブロック(太線で囲まれた3×3マス)を順番に見ていきます。
そして、縦横に重複しないで入力できるマスを探して数字を埋めていくと最後まで解くことができます。
しかし、「1」から「9」まで順番に注目して解いていく場合、最初に「1」に注目して1つも入らないことが良くあります。ゆえに時間的に効率が良くありません。
ナンプレ(数独)は「1」から「9」まで順番に注目するよりも、先に数字が入るマスを見つけてから、その数字を集中的に埋めていくほうが早く解くことができます。
ここでは序盤に素早く数字が入るマスを見つける方法を紹介します。
この内容をマスターするとナンプレ東京★2の問題を素早く解くことができるようになります。
ブロックの縦横の並びで同じ数字が2つある所を探す
上の画像では「1」から順番に注目していった場合、「1」~「3」までは数字の入るマスが1つもありません。
このようなパターンの出題では「1」から「9」まで順番に注目していく方法は時間がかかります。したがって、マスに入りやすい数字を探していくほうが早く解けます。
まずは上の段のブロックの横の並び(1~3行目)に注目します。横のブロックの並びに同じ数字が2つある場合、残りのブロックは数字が入る可能性が高くなります。
上の段のブロックの並びには「3」、「4」、「6」が2つずつあります。これらの数字に注目して残り1つのブロックに数字が入るか見ていきます。
「4」に注目すると黄色い丸印のところに「4」を入れることができるマスが見つかります。
ここからは a → b → c の順で「4」を入れることができます。
一度入った数字は縦横のブロックのマスに連動して入りやすくなります。そのため、序盤はマスに入った数字を連続で入れていくと早く解けます。
あと1マスで残りが確定する状態になったら候補数字(メモ)を記載する
上の画像は「4」が入るマスに全て入れ終わったところです。
「4」はこれ以上入りませんが、残っているブロックは「4」が入る候補が2マスずつあります。
そして、いずれかのマスに「4」が入ると、残りの「4」が入るマスも確定する状態になっています。
このような状態の場合、「4」が入る候補が2箇所ずつに小さいメモ書きで4の候補数字を記載すると、注目する数字から「4」を除外できるようになります。
新聞や雑誌に候補数字(メモ)を記載する場合、上段は左から1、2、3、中段は4、5、6、下段は7、8、9と数字毎にマス内の記載する位置を決めておけば、数字を書かずに小さい丸い点を記すことで代用できます。
ナンプレ東京では候補数字(メモ)を入力する機能があります。
「メモ」ボタンを押すことで候補数字(メモ)の入力に切り替えることができます。
新聞や雑誌の数独(ナンプレ)は鉛筆で候補数字を記載すると紙面が汚れたり、穴が空いたりすることがありますが、ナンプレ東京の「エディットデータ」に紙面の問題を登録すれば、紙面を汚さずに候補数字(メモ)を記載してプレイできます。
同じ数字が2つあるブロックの並びは横、縦、斜めの順で探す
今度は中段のブロックの横の並びに注目します。
「5」に注目すると黄色い丸印のところに「5」を入れることができるマスが見つかります。
ここからは a → b → c の順で「5」を入れていきます。
これ以上「5」は入りませんが、残っているブロックは「5」が入る候補が2マスずつあります。
片方のマスに「5」が入るともう片方の「5」が入るマスも確定する状態になっているので、「5」の候補数字を記載しています。
この後も同じ要領でブロックの横の並びに注目していきます。
横の並びの確認が終わったら、縦の並びも同様に確認していきます。
縦、横の確認が終わった後は、多く入っている数字から優先的に注目して、入りそうなブロックを順番に見ていきます。
ブロックの横の並び、縦の並びで同じ数字が2つある場合、残り1つのブロックはビームの当たるマスが6マスで残り3マス以下になり、確率的に数字が入り易くなります。
また、ブロックの斜めの位置に同じ数字が2つある場合、縦横に位置する2つのブロックはビームの当たるマスがそれぞれ5マスで残り4マス以下になり、確率的に数字が入り易くなります。
そして、人間の目の配置の関係で縦の並びよりも横の並びのほうが同じ数字を見つけやすいで、同じ数字が2つあるブロックの並びを横、縦、斜めの順で探すと数字が埋まっていくのが早くなります。
数字が8つ入った残りのマスは後回しにしても良い
上の図は右下に「9」を入れたところです。
ブロック内に数字が8つ入っているため、残り1マスは数字が確定します。
黄色い丸印のマスは「3」が入りますが、「9」が入るマスがまだ残っています。先に「9」を連続で入れてから後で「3」を連続で入れることもできます。
「3」を入れるのを後回しにする場合、感覚的にすぐわかるようであればそのままにしておいても問題ありませんが、慣れるまでは後回しにするマスに候補数字を記載しても良いです。
今度は左上ブロックに9を入れたところです。
縦の並びに数字が8つ入っているため、残り1マスは数字が確定します。
黄色い丸印のマスは7が入ります。
このように縦横の並びに数字が8つ入っている場合は、ブロック内に数字が8つ入っている場合よりも見つけ難くなります。
慣れるまでは数字を入れるマスがなかなか見つからない時、縦横の並びに数字が8つ入っていたということが良くあります。そのため、後回しにする場合は候補数字を記載しておくと便利です。
候補数字(メモ)を記載しておくと、連鎖的に多くの数字が入ることがある
上の画像はこれから左の黄色い丸印のマスに「3」を入れるところです。
黄色い丸印がある左中ブロックと中央ブロックは「4」が入る候補が2箇所あり、片方のマスの「4」が確定するともう片方のマスも確定する状態になっています。
さらに中央ブロックと中上ブロックは「1」の候補、中上ブロックと中下ブロックは「5」の候補もそれぞれ2箇所ずつの状態になっていて、鎖状に繋がっています。
丸印のマスに「3」を入れた後は、a → b → c → d → e → f の順に 4 → 4 → 1 → 1 → 5 → 5 が入ります。
このように候補が2マスずつあり、1つ入ると残りのマスも確定する状態の時は、予め候補数字を記載しておくと、一気に数字が入るのがわかります。
f に数字が入ったことで横の並びに数字が8つ入っています。そのため、この後は f の右側の空いているマスに「2」が入ります。
そして、中央ブロックの b の下にある候補数字「4」は不要になります。不要になった候補数字は、忘れずに消しておきましょう。
ナンプレ東京では同じブロックや同じ行列に数字が入った時に不要になった候補数字(メモ)を自動で消す機能があります。
「メモ入力の一括操作」パネルの「自動消去」ボタンを押すと、確定数字が入力された後、重複になった候補数字(メモ)が自動で消去されるようになります。
「入力サポート設定」パネルの「メモ自動消去」ボタンからも設定できます。
縦横の並びに数字が8つ入っている列を探す
終盤、数字が入る箇所が見つからなくなったら、縦横の並びに数字が8つ入っている列を見ていきましょう。
縦横の並びに数字が8つ入っている列が見つかった場合、残り1マスには他の8つの数字と重複しない数字が入ります。
慣れるまではこの事が原因で他のマスに数字が入らなくなっていることが良くあります。
縦横の並びから数字が入るマスを探す
ナンプレ(数独)には、縦、横の各列に同じ数字を入れてはいけないというルールがあります。
この縦、横のラインに空きマスが多く存在すると数字が入るマスを探しにくくなります。
この内容をマスターするとナンプレ東京★3の問題を解くことができるようになります。
上の画像の「4」に注目してください。
1箇所だけ「4」が入るマスがあります。
すぐにわかった方は中級以上のレベルです。
上の画像は「4」に縦横のビームを表示したところです。
ブロックの空きがあるマスに注目すると全て2マス以上になっています。
これでもわからなかった方は縦方向の数字の並びに注目しましょう。
1マスだけ空いている箇所が見つかります。
「4」が入るマスは黄色い丸印です。
黄色い丸印の縦方向の列は数字が4つ、「4」から横方向に発射されたビームの空きマスが4つ並んでいて、黄色い丸印の所が1マスだけ空いています。
このように初級から1ランク上の問題は縦横の列で空いているマスを探すパターンが出てきます。
空いているマスを埋めるビームの数が多いと探すのが難しくなっていきます。
ブロックを見て数字が入るマスが見つからなくなったら、数字とビームの組み合わせで縦横に8つ埋まっている列を探してみましょう。
このパターンで数字が入るマスをすぐに見つけられるようになったら、初級レベルは卒業です。